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エレキギター
Gibson [ The Paul II (The Paul 2) ]




○Machine Heads: KLUSON →GOTOH

○Neck材 : マホガニー
○Fingerboard: ローズウッド
628mm /22Frets

○BODY :マホガニー 3P
Bridge: tune o matic

○PICKUP
Neck :
Gibson 490R
Bridge: Gibson 490T → Duncan '59/SH-1

○Other
セットジョイント | 3wayトグルスイッチ | 約3.0kg | ラッカー塗装 | 1996年製



 


あのGibson USAが「どれだけコストを削減出来るか?」をコンセプトに打ち出したシリーズの一つが、
このThe Paul IIである。
僕が持つ唯一のギブソンであるが、[The Paul II]という名であってレスポールでは無いので、「俺っ持ってるぜレスポール」とは間違っても言えないところが辛い一品です(苦笑)

購入のきっかけは衝動買いなんですが、

・レスポールタイプにしては音がパーンと鳴る(ボディーが薄いから)
・レスポールタイプにしてはボディーが軽い(ボディーが薄いから)
・レスポールタイプにしてはネックが薄くて弾き心地が良い。

この三つのポイントに惹かれて購入に至ったのですが、実は上記の通り「如何にコスト削減出来るか?」のコンセプト品だったため、その後どんどんボロが出始める始末(涙)

・ボディーが薄くて生音が大きいが、サステインの減衰がすさまじい
・ラッカーが粗雑なもので超溶けやすい・・・しかも恐ろしくベタ塗り
・指板の厚みが両端で比べると二倍も厚みが違う
・ナットがプラスチック、フレットもはみ出た接着剤を放置しっぱなし

もう叩けば叩くほど埃の出るギターである(苦笑)
その上僕の使い方が雑だったこともあってか?
ストラップピンが吹っ飛び
ネックのラッカー塗装が思いっきり溶け
ヘッドのペグが壊れ
コントロールノブも破損
(しかも抜けない)

・・・結構ボロボロになって…原型がどんどん無くなってしまったギターです(苦笑)

ただ、
ネックの太さ・感覚は恐ろしく良い感じで(JPMを若干太く・非対称にしたグリップ)、アンプを通さないときは生音でも気持ちよく弾ける。・・・って事で、半分セミホロウギターみたいな感覚で弾いてます。アンプ通さないときの気持ちよさはNo1かも。ボロボロだから気を遣わずに弾いてるって点もありますけど、愛着あるギターです

・・・しかし、アンプに通すと思いっきり抜けない音を出すギターですけどね。
例えると「
超訛りの強いマホガニー君」です。
メイプルTOP15mm・マホガニーBACK45mmのレスポールサウンドとは似つかず、よく「これSG?」とか言われる、亜流ギターですかな。

このようにレスポールっぽいサウンドは出ないのです。
だけど、Gibson系のサウンドはやっぱり出してくれますよ。
ギブソンはあの雑な作りも含めて「ギブソンサウンド」なんだと思います。
僕は好きですよ、ギブソンサウンドも。


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